令和4年度(教職員)
令和4年度
小児看護学実習で・・・
2年生(明日、4月1日からは新3年生)は1月から領域別実習が始まっています。3月の春休みまでに3クールが終わりました。
小児看護学実習では病棟で患児を受け持たせて頂いています。入院中は点滴や採血などの苦痛を伴う医療処置もあります。処置室の環境は入院中の子どもさんの不安が少しでも和らぐように考えられ、飾りがあり優しい空間となっています。
写真は、子どもの不安な気持ちを少しでもそらすことができるように、頑張る気持ちを支援できるようにと考えながら学生が作成した作品です。病棟の看護師さんが小児科の処置室や廊下に飾ってくださっています。ある日、処置室に採血にきた子が「あっ!しまじろうだ!」と反応し、採血を頑張る場面にも出会いました。小児科に入院する子どもが笑顔になる援助ができたと感じられる嬉しい瞬間でした。
※写真は病棟の許可をいただいて載せています
第112回 看護師国家試験 合格発表
3月24日(金)14時 第112回看護師国家試験の合格発表がありました。
42期生37名 全員合格でした。
みんな最高です!最高です!!本当におめでとう。
4月から晴れて看護師です。最初は毎日大変だと思うけど、この学院で育った子ですから大丈夫。焦らずに、自分のペースで一歩一歩成長していって下さい。ずっと応援しています。
市内の学生達が学院に直接合格の報告に来てくれました。記念の一枚をパチリ。
臨床判断演習Ⅰでシミュレーションを行いました。
1年生(44期生)から新カリキュラムが適用され、看護学生の臨床判断能力をさらに向上させる取り組みの必要性から「臨床判断演習Ⅰ」の授業科目が追加されました。ターナーの臨床判断モデルでは、臨床判断を4つのプロセスに分けており、はじめのプロセスは「気づく」です。「気づく」とは、「あれ?」とか「おや?」と思うような間近にある状況を知覚的に把握することです。今回は「気づく」ことを主に授業を展開しましたが、「気づく」ためには、患者さんのニーズや気がかり、健康問題の理解(疾患や治療)に目を向けることが重要であり、学生が体験を通してその重要性について学べるように段階を経てシミュレーションを行ってきました。
今回は、事例患者さんのバイタルサイン測定とフィジカルアセスメントを行う課題です。最初にグループに分かれ、自己学習した内容をもとに、観察する内容をホワイトボードにまとめる「作戦会議」を行いました。その後、くじで代表に選ばれたグループが別室でシミュレーションを行い、代表以外のグループは代表グループのシミュレーションをWeb上で見学し、患者さんの情報を共有しました。シミュレーションを通して、患者さんの健康問題について気づいたこと、気づいたことが起きている理由として考えられること、気づいたことに対しての対応をグループでホワイトボードにまとめ、その後のワールドカフェ(リラックスした雰囲気の中での対話手法)で、クラス全体で学びを共有しました。グループで学びを深めることにより、一人では気づくことができなかった多くの気づきがありました。また、「気づく」ためには、解剖生理や疾患についての知識があるだけではなく、周りを見る力や情報収集の大切さ、疾患や情報収集したことから今後の予測を持つことの大切さなど多くの学びができていました。
2年生で行う「臨床判断演習Ⅱ」「臨床判断演習Ⅲ」では、臨床判断モデルの「気づく」に続くプロセスの「解釈する」「反応する」「省察する」について学びを深めることで、さらに臨床判断能力を向上させてほしいと思います。
3月9日 卒業証書授与式
42期生37名が学院を巣立ちました。
卒業式会場は広い体育館とし、新型コロナウイルス感染防止策を講じた上で挙行しました。3年ぶりに全学年がそろい、保護者の皆様にもご参加いただき、ともに門出をお祝いしていただきました。
式典を終えた卒業生は、充実した3年間を感じさせる満面の笑みがあふれていました。
互いに喜びを分かちあい、友や下級生との別れを惜しむ姿がとても印象的でした。
卒業は人生の大きな節目で、明日から新たな一歩を踏み出すことになります。受け身の人生は今日で終止符を打ち、これからは誰かを支え、社会に貢献する人生が始まります。一度きりのかけがえのない人生なので、自分らしく、前を向いて自分を磨いていってくださいね。いつでも学院に顔を見せてください。WELCOME~!!応援しているからね!!がんばれ~!!
『人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ:手塚治虫』 MAYUYU