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教職員ブログ

 こちらは島根県立石見高等看護学院・教職員のブログです



 
学校行事や、日々の学院生活の中で感じたことなどを不定期に更新しています。
                
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令和6年度

丸山県知事が学院を訪問されました

2024-10-15

 去る10月11日(金)、当学院において丸山達也島根県知事との懇談会が開催されました。懇談会の前半は両副学院長から学院の概要等の説明や意見交換があり、後半は学院内を視察されました。

 視察の時間には、ちょうど1年生が基礎看護学実習Ⅰに向けた技術練習を行っていました。実習室で血圧測定や、車椅子での移送、呼吸音の聴取等の練習を行っている学生に知事が声をかけてくださり、学生から看護技術について説明をさせていただく場面もありました。

また、学生のひとりが丸山知事の血圧測定をさせていただきました。みんなの注目を集めながらの測定で緊張していたようですが、落ち着いて正しい技術で測定することができました。

 石見高等看護学院は島根県の西部にある小さな看護学校ですが、学生が生き生きと、一生懸命学んでいる姿を知事に知っていただく機会になりました。最後に1年生と記念撮影をしていただきました。短い時間でしたが、1年生も知事と交流できたことをとても喜んでおり、良い思い出の一日となりました。


のん

1年生 シミュレーション演習

2024-10-04

先日、1年生は、10月24日から始まる基礎看護学実習Ⅰに向けて、フィジカルアセスメントの授業の中で、はじめてシミュレーション演習を行いました。シミュレーション課題は、教員が患者役をしている高津川さんのバイタルサイン測定を行い、その結果を看護師(教員)に報告するというものです。最初の作戦会議では、各グループでどのような順序や方法で行っていくかの「援助計画」を立案しました。そのあと、くじでシミュレーションを実施する代表グループが決定し、自分たちが立案した援助計画を高津川さんに実施しました。別の場所にある高津川さんの部屋を訪問しバイタルサイン測定を行うのですが、その様子はリモートを通してクラス全体に共有されました。代表グループのシミュレーション後は、各グループで考えた「援助計画」をもう一度振り返り、より良いものになるように話し合いました。そして2回目のシミュレーション代表グループが発表されました。

学内でのバイタルサイン測定は友人同士での練習となり、今回のように病院と同じ環境や患者を想定し実施するのは初めてのことです。グループ代表の実施者は緊張したことと思いますが、落ち着いて実施することができていました。

シミュレーションは何度でも失敗が許され、そして、失敗することで成長できます。基礎看護学実習Ⅰでは、実際の患者様のバイタルサイン測定をさせていただきます。今回グループで立案した「援助計画」やシミュレーションを通しての学びを思い出し、一人一人が自信をもって実習に臨んでほしいと思います。

                                                                     moa

1年次 基礎分野『コミュニケーション論Ⅰ』始まりました。

2024-09-27

   本日より、基礎分野『コミュニケーション論Ⅰ(人間関係基礎論と技法)』30時間1単位が始まりました。看護における人間関係と対人援助の基礎である「人間関係」の形成や円滑なコミュニケーションに必要な理論、技術について学びます。 初回は、”自分と相手の認知のずれに気づくためのエクササイズをしました。学生から「相手と考え方が同じではないからこそ、『伝える』ってすごく難しいことなんだなあと改めて感じた。だからこそ、相手の気持ちを考慮して、お互いが気持ちのいいコミュニケーションをとりたい。」「相手と自分は違う存在であり、いろいろな考え方があるということを大切にしていきたいと思った。」「ひとり一人考えていることや捉え方は異なる。だからこそ向き合うことが大事だと思った。」などなど感想がありました。10月24日から5日間、基礎看護学実習Ⅰがあります。初めての臨床実習で、患者さんの理解を深めるためにコミュニケーション技法を活用して関わります。患者さんの思いが少しでもわかるといいなと思います。      MAYUYU

46期生 臨地実習

2024-09-19

 1年生46期生は、10月24日から11月1日の5日間、初めての臨地実習となる基礎看護学実習Ⅰに行く予定です。そのためのオリエンテーション第1回目が9月17日にありました。今回は主に臨地実習の心得についての説明でしたが、緊張感もあってか一生懸命聞く姿が見られました。

 基礎看護学実習Ⅰは、看護師に同行し、看護師の役割について考えたり入院患者の生活と環境について理解を深めることが実習目標になります。また、血圧や体温・脈拍測定を患者さんに安全・安楽に実施できることも目標になります。緊張はするでしょうが、やりがいを見い出せる貴重な体験がたくさんできる実習になると良いなと思います。

                                                   みんなの母

2024-09-13
演習
 9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 9月12日、2年生は、「輸血を受ける患者の援助」の演習を行いました。講師は、益田赤十字病院の血液内科病棟の看護師さんです。演習では写真のような模擬血液を使用します。実際の血液と同じように「血液型」「血液製造番号」が記載されていますし、患者の血液型記載伝票があり交差適合試験用紙との照会も行えるようにしています。
実施時には2名で確認して、氏名、血液型に間違いがないかを確認します。開始前の観察をし、開始したら滴下の速度調節をし、副作用が現れないか注意深い観察をします。また、患者さんが安楽な姿勢でできるように配慮することなどの指導も受けました。
学生たちは、初めて行う模擬血液での輸血の援助にとまどいながらも、看護師さんの指導のもと、一生懸命演習に取り組んでいました。
                                                   教員rab

令和5年度

新年度に向けて

2024-03-28

3月末日をもって、令和5年度の業務が終了となります。学生達が春休みである現在、教職員は令和5年度に行うべき業務整理と、新年度に向けた業務計画を立て、新年度の準備をしているところです。

4月から進級する2,3年生の担任、4月9日に入学してくる新1年生の担任、そして実習や授業を通して主に学生と関わることになる実習担当教員、役割は違いますが、令和6年度、学生達が学院生活や実習などを円滑に行えるように、それぞれの立場で準備しています。心と生活環境を整え、新年度からもがんばりましょう。

 

                               MOR

「小学生のための看護学生体験」開催しました。

2024-03-25

 やっと春を感じる季節になり、過ごしやすい気候になってきましたね。

当学院は、平成29年度から「小学生のための看護学生体験」を開催しています。これは、看護に対する理解を深め将来の職業選択について考える一助になることを目的として開催し、今年7回目となります。

今年度は益田市の小学校に通う、来年度新5、6年生とその保護者13組(27名)が参加してくださいました。テーマは「骨と筋肉のはたらき ~体を動かすしくみを知ろう~」で、授業体験、車いすや体位変換の体験、学内見学をしていただきました。授業の中では、”骨は生きている!~骨が生まれ変わる仕組み~“の寸劇を教職員フルメンバーで演じました。脚本家、演出家、女優、男優・・・キャスト勢揃いです!

 参加された5、6年生の生徒は、「車いすや人を起こす体験をして難しかったけど、楽しかった。」「前から看護師になりたいと思っていたけど、今日いろいろな体験をしてもっとなりたいと思いました。」など感想をいただきました。

参加された小学生のみなさんにとって、この体験がすこしでも看護師の職業を知ったり、将来、看護師を目指そうという気持ちに繋がればうれしいなと思います。

 

                                  Mayuyu

現場で働く看護師さんとの交流会がありました

2024-03-19

 3月15日(金)に県内の病院で働く看護師さんとの交流会があり、20の病院から看護師さんが参加されました。看護師さんの中には当学院の卒業生も多く、立派になった姿を見ることができました。

最初に看護師さんから、勤務されている病院のPRがありました。5分ずつという短い時間ですが、それぞれの病院の魅力がしっかり伝わってきました。その後は2年生だけ残り、グループに分かれ看護師さんとの交流タイムです。2年生からは「学生のうちにやっておいた方が良いことは何ですか」「就職して困ったことは何ですか」「国家試験対策は、いつ頃からどんなことをしたら良いですか」などの質問が出て、看護師さんから丁寧に答えて頂きました。

2年生は1月から本格的に臨地実習が始まっています。どんな看護師になりたいのか、どんなところで働きたいのか、迷いながら実習を行っている人もいるかもしれません。対象者との関わりに悩む事も多いことでしょう。そんな学生のみなさんにとって、今日の交流会は前向きに歩むことにきっとつながったと思います。

                                                                          みんなの母

がんばれ45期生

2024-02-13

当校では専門科目の授業に「シミュレーション教育」の技法を積極的にとりいれております。シミュレーション教育とは、実際の臨床場面をリアルに再現した状況で、学習者がその経験を振り返り、ディスカッションを通して専門的な知識・技術・態度の統合を図ることを目指す教育です。写真は臨床判断演習Ⅰのシミュレーション演習「気づく」「起きている事象の理由についての予測」の授業の様子です。この演習を行うにあたって各自で事前学習をしっかり行い、患者さんに何が起きているのか気づき、予測する練習を行いました。患者役は2年生が一肌脱いでくれました。先輩の協力も得て45期生は今まで修得した知識をフルパワーで活用してがんばっていました。

「膠原病と共に暮らす患者の看護」の授業について

2024-01-30
 今日は1年生の話題を1つお届けします。
 1年生は「成人看護援助論Ⅰ(疾患と共に暮らす患者への看護)」という科目の中で、疾患を持ちながら日常生活を送られている患者さんに対する看護について学ぶのですが、その疾患の1つに膠原病(こうげんびょう)を設定しています。膠原病は自己免疫疾患で、普段は自分の体を外敵から守ってくれるはずの免疫が、自分の体を敵だと認識して攻撃してしまい、それが身体のいろいろなところで起こっている状態です。そのような状態に陥る疾患を総称して膠原病といいます。全身性エリテマトーデスや関節リウマチ、ベーチェット病や全身性強皮症などがこの膠原病に分類されます。原因は解明されておらず、治療法も確立されていないため、一度発症したら医師や看護師などと協働して症状をコントロールしながら、「上手に病気とともに生きていく」ことが大切になります。

 少し難しい話になってしまいました・・・。膠原病は若い女性の発症率が高く、就職や結婚、妊娠・出産、子育てといった人生の転機を膠原病と共に迎えられる方もおられます。看護学生は20歳前後の女性が多いこともあり、看護学生として看護を学ぶと同時に、1人の若い女性としても様々な思いでこの授業を受けているようです。

 1月22日にこの授業の一環として、実際に膠原病と共に生活をされている板倉恵さんをお迎えし、板倉さんが膠原病とどのように向き合って生活しておられるのかをご講話いただきました。板倉さんが全身性エリテマトーデスを発症された時の思いや、薬の副作用との闘い、全身性エリテマトーデスを抱えての出産や育児についてなど、様々な体験を語ってくださいました。病気に対する思いは人それぞれだけど、その思いを受け止めて寄り添える看護師になって欲しいという板倉さんの学生への期待が伝わる内容でした。

 学生たちは実際の体験談を聞くことで、看護師として患者さんに寄り添う姿勢の重要性を再認識し、膠原病についても理解が深まったということが講話後のアンケートから伝わってきました。この貴重な経験で得た思いを糧にして、引き続きたくさんのことを学んでほしいと思います。
KH

島根県立石見高等看護学院

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『あゆみん』

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